ロボットは泣かない

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【ナラタージュ】先生と生徒も所詮は男と女

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ここ数日悩んでいることがあります。

島本理生原作の『ナラタージュ』が映画化したものを観に行くか否か、です。 

もうまもなく、というか明日公開ですね(笑)

 

 

私が初めて好きになった本

当時中学生だったときに書店で見つけた『ナラタージュ』は、私が初めて読んだ長編恋愛小説だったと記憶しています。

たまには恋愛ものも読んでみるかと気まぐれで買った本でしたが、すぐに夢中になり一気に読み終えていました。

 

あらすじ

お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて、あなたにはそうする義務があるー大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた葉山先生から電話がかかってきた。泉はときめきと同時に、卒業前のある出来事を思い出す。後輩たちの舞台に客演を頼まれた彼女は、先生への思いを再認識する。そして彼の中にも、消せない炎がまぎれもなくあることを知った泉はー。早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。

「BOOK」データベースより

簡単に言うと教師と生徒の恋愛を描いた物語ですね。ですが、そんな一言で片付けられる話ではありません。むしろ私は人間の弱さを恋愛を舞台にして描いているという印象です。

  

何に惹きつけられたのか

私はストーリーもさることながら、登場人物たちの狡さや苦しみが細かく描写されているところを好ましく思っています。

展開としてはご都合主義と言うか少女漫画でよくあるすれ違いだったりがあるんですが、それでも稚拙さは感じません。

私は何よりも、場面場面での登場人物それぞれの思考や苦しみに共感しましたね。ストーリーとして読まなくても満足感を得られたのではないかと思います。

線で読むよりも点を読むといえばいいんでしょうか。ちょっと語彙力と表現力が圧倒的に足りてないので上手く言えませんが…。

あとは私が当時抱えていた疑問や苛立ちに対したの答えが書かれていたことが大きいです。

例えば、小学生のときになぜ本が好きなのか?と問われた際「面白いから」いう当たり前の返答しかできていませんでした。面白い以外にも答えはあるはずなのに、それをどう表現すればいいのかわからなかったんです。

それがですよ!小野玲二が作中で「自分の曖昧な気持ちをはっきりと表してくれた文章に出会うと感動する。」と言っていて、そうだ、それが言いたかった!よくぞ言ってくれた!って喜びを感じたんです(*'ω'*)

他にも色々ありますが全てを取り上げるのは大変なので割愛します。

※現在手元に本がないため、小野くんの台詞は一字一句合ってるかは不明です。

 

 

私も同じような経験がありました

あ、先生と付き合っていたから『ナラタージュ』に共感したわけではありませんよ?

付き合ったのは本を読んだ後でした。普通なら狡い人間に嫌悪感を抱くはずの私が、なぜか島本さんの描く人物にはそういった感情を持たなかった。

その原因は私が実際に体験していないから、登場人物を嫌いになりきれないのではないかと考えたんです。

すると折良く?口説かれていた先生からキスされまして、結果的に付き合うことにしました。

ですが私の場合、主人公の工藤泉みたいに先生のことが好きでたまらなかったわけではなく、大人の狡さを目の当たりにした際に私はどう思うのかが知りたかっただけで、別にその先生でなくてもよかったんです。

年齢的にも立場的にもどう考えても犯罪ですが、裁かれるのは私ではないので。結局なんだかんだと2年以上付き合いましたが、色んな感情を体験できました。

特殊な関係を持ってることへの優越感、悲劇のヒロインを演じる喜び、煮え切らない先生への苛立ちや嫌悪。本心なのか演じているのか自分でもわからないのに流した涙の数々。

不純な動機で付き合った私が言うのもおかしな話ですが、彼はそれはもう葉山先生以上のダメ男でして…。私の付き合った先生は結婚してなかったのでその点はマシでしたが。あ、サラッとネタバレしてるかもですが気にしないでくださいね。

 

 

好きな本の映画化を喜べない理由

やっと本題に入ります。いつも話があっちこっちしてしまう癖を直したいです…。

映画化されたものを観に行くか迷っているという話でした!理由はただ一つです。

配役に納得がいかない!!!

工藤泉は垢抜けた印象のない素朴な人物(私にとっては)だから有村架純はイメージ的には合っているような気がしています。

でも、小野玲二は初めて会ったときから泉の声が好きだったと言ってたからもっと声に特徴というか凜とした強さを感じさせる女優さんとかいなかったのかなっていう気持ちがあります。

問題は葉山先生です!何をどう考えてそのキャスティング!?絶対に松潤じゃないよ!!!

弁解しておきますが、私は松潤が嫌いではありません。演技が下手だとも思いません。

でも違うんですよ!葉山先生は松潤みたいに抜群の存在感があって生命力に満ち溢れた人間ではないんですよ!!!(少なくとも私にとっては)

もっと柔和な雰囲気で、好意がある人以外にとっては特別な存在感を感じさせない線の細い少し野暮ったい感じの男性なんです!!!(少なくとも私にとっては)

もしかしたら私の心配なぞ杞憂で、持ち前の演技力で完璧に葉山先生を演じられているかもしれません。でもやはり私の中のイメージとの乖離を埋められるとは到底思えないんです。

好きな本が映画化されたから観に行きたい気持ちと、ミスキャストだとわかっていて実際に原作クラッシュだった場合の気持ちの行き場をどうすればいいのかという心配があります。

皆さんならどうしますか(´・ω・`)?

 

 

ファン心理は難しいですね

色んな考えがあっていいとは思うんですが、出来るだけどんな作品も楽しめたらいいのになって思います。

でも好きな作品だからこそ原作に忠実に作ってほしいという気持ちがあるのも事実で…。

『ナラタージュ』は私が初めて好きになった本であると同時に、一番繰り返し読んだ本でもあります。

だから全く別のものになっていたときのことを考えると怖いんですよね。

まぁ幸いにも公開終了までまだまだ時間がありますので、もう少し悩むことにします。

もし観に行ったらブログに感想を書きます!

 

 

追記:11/4観に行きました!

www.kaputtan.com